2024年11月11日(月)、慶應義塾大学看護医療学部の深堀浩樹教授ほか4名の方々に、アズハイム横浜戸塚をご見学いただきました。経営管理部長田よりEGAO link®システムや介護DXの取り組みについて、資料を用いたご説明を行いました。その後、ホーム内をご見学いただきました。
居室では、眠りCONNECTを用いた夜間の状況把握や、一定期間の睡眠状態を踏まえた睡眠薬等の調整などについて、ホーム長より説明いたしました。
ご見学いただいた先生からは、「BIによるKPI設定が難しいのではないか。メーカーからシステムの提供・提案はあるが、うまく業務につながっていく、解決できるという調整が難しいのではないか。どんな考え方でやっているか。」というご質問をいただきました。
これに対して、チーム長の皆川より「BIを活用し始めて、水分量が不足しているご入居者に無理に水分を勧めることがないよう、一人ひとりのスタッフにBIツールを活用する意味目的から説明している。朝礼・夕礼に加えて、ホーム長が業務後に2~3人集めて、BIツールの活用は、望む暮らしの実現のための手段であること、水分摂取が不足していると活動することができないこと、だから摂取する水分量が重要であることを説明している。」という具体的な説明をいたしました。
最後に、ご見学いただいた先生方からは、次のようなご感想・ご意見を頂戴いたしました。
・業務のDXが推されていて、ポケットにスマホが入っていて業務に溶け込んでいるだけでなく、受付、居室などあらゆる面での標準化が進んでいる。標準化は無機質になるリスクがあるが、見ている限り、スタッフの業務にゆとりがあり、丁寧なかかわりをされていると感じた。
・スマホ活用のDX、それによる業務改善、それによって時間ができる、だから個別ケアができるという印象を受けた。
・ダッシュボードをもとにしたデータ活用や、訪問診療との連携、ポリファーマシー対策の取組みなどまで、詳しくは確認できなかったが、うまく回っているのだろうと想像できた。
・ITを活用して業務改善をするためには、ホーム長の人間力が問われる。ITを業務プロセスに入れるための説明、納得してもらうことが重要である。アズハイムには、そういうスキルがあると感じた。
・現場で働いている人から、各システムのつなぎ方、ケアカルテの仕組み、現場の疑問を解決し、形にしていくという話があった。ケアのためのデバイスをどう考えて、どう改善していくか、その想いが形になっている。
今後も様々な方にご助言をいただきながら、当社の介護DXを深化させていきます。そして、介護業界の変革に向けて、広く発信してまいりたいと考えております。